他の生活介護の利用が始まって半年経過しても、活動を拒否するだけではなく飲食や送迎車に乗ることも拒否が続きました。
奇声を出しながら壁を叩きながら歩き回り、女性職員さんに近付くと抱き付くなど支援の道筋が見えない状態になっていました。
CASE 療育の事例紹介
自閉症・重度知的障害者 Tさん

年齢: | 30代半ば |
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区分6 | |
生活介護利用 | |
症状: | 事業所が提供すること全てを拒否 |
通所前の様子
あいぽ利用後の変化
全てのことに拒否をしていたという事前情報でしたが、視覚的構造化を加えた自立課題を提供した際には、問題無く行うことができました。
あいぽに初めて通所するとき、あいぽの写真を見せたところ写真に注目することが出来ていたので、利用2日目からスケジュールを見せて次の活動を知らせながら支援を行なうようにしました。
前事業所では送迎車に乗れないとのことでしたが、3日目には少し抵抗はあったものの車に乗車することができ、4日目にはスムーズに車に乗車することができました。5日目には送迎車で迎えに行っても問題無く乗車することができた。
本人が理解できる方法(視覚)で活動を提供出来ていなかったことが要因になっていたのではと考え、本人が分かるように支援を開始したところ、半年乗れなかった送迎車が5日で乗れたため、自閉症の方には視覚的に伝えていかないと伝わらないことがはっきりとした事例になります。
ここまでスムーズに伝わるケースは稀ですが、この事例のようにすぐに変わる可能性があるのも自閉症や強度行動障害児者支援になります。
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