物を常に持ち歩いており、外出する際にも手放すことが出来ず、出かける際にはゴミ袋2袋分の荷物を入れて出かけたこともありました。
CASE 療育の事例紹介
自閉症・重度知的障害者 Kさん

年齢: | 40代半ば |
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愛護2度、自閉症、区分6 | |
生活介護利用 | |
症状: | 物をもつこだわり |
通所前の様子
あいぽ利用後の変化
利用開始後も、こだわりが強い時には毛布を置いていくことができず、毛布を抱えながらバスに乗車することもありました。家庭内にある色々な物を持って出発してしまう為、事業所には家庭の荷物が大量になっている時期もありました。
家庭内を改善するには時間がかかる為、まずは事業所に到着したら持ってきたものを置く練習から始めました。
常に何かを持っていたいこだわりは続き、自身が気になったものを持ちたい欲求や持ったものを離したくない気持ちもあり、何か持っていることが不穏になる要因と分かってきました。
現在は、視覚支援を活用して置く場所を明確にしたことで物が置けるようになりました。休憩室など手に持って良い場所だけに限定できるようになったことで、不穏になることほとんどなくなりました。
スムーズに物が置けるようになるまでは3年ほどかかりましたが、視覚支援を積み重ねていくことで意図を伝えることができ、結果的には本人も穏やかに過ごせるようになっています。
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