場面の切り替えが苦手なため、自宅や放課後デイへの到着時に泣いたり髪を引っ張るなどの他害行為がみられていた
CASE 療育の事例紹介
自閉症・重度知的障害児 I君

年齢: |
小学校4年生 |
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症状: | 送迎車から降りれない(場面の切り替えが苦手) |
通所前の様子
あいぽ利用後の変化
送迎時のみではなく、支援時間全体を通じてスケジュールを提示して見通しが立てられるよう支援を実施しました。写真やイラストへの理解が乏しかったため、提示には具体物を使用しました。車に乗る時は車型のキーホルダー、自宅は直方体のブロックなどを手渡しして次の行動を伝えていきました。
利用から3ヶ月ほどで降車時のパニックはほとんどなくなり、落ち着いて次の行動に移せるようになってきています。
事業所内での様子も変わってきており、利用当初は移動する時には誘導のために身体的介助が必要でしたが、現在は具体物を手に取った後は見守り程度で移動が出来るようになってきています。
具体物によるスケジュール提示は、理解に困難さのある方にとって有効であり、本事例では切り替えの困難さの軽減に大きくつながりました。写真やイラストなどのカードで予定を伝える方法だけではなく、知的に重度の方や年齢が低い子には具体物で伝えていくと理解しやすくなります。
一人ひとりの理解に合わせた方法を使用することで、安心して日常を過ごせるようになっていきます。
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