CASE 療育の事例紹介

自閉症・重度知的障害児 Aさん
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年齢: 小学校低学年(3度)
症状: 声かけがないとトイレから出られない。
通所前の様子

自宅や他の放デイにて、1日に複数回他害が出ていることからあいぽの放デイを利用されるようになった児童です。他害の他、生活場面では家族や支援者が声をかけないと、排泄後にトイレから出てくることができないという困りごとがありました。

あいぽ利用後の変化

ご家族との面談の中で、Aさんはシールを貼ることが好きで、毎晩カレンダーを見ながら翌日の予定を確認し、終わった後にシールを貼るというやり取りが家庭で行われていることが分かりました。
この習慣をヒントに、「終わったらシールを貼り、次の行動へ移る」という流れをトイレ場面にも応用できないかと考え、以下の支援を導入しました。

まず、Aさんがトイレへ行く際に、画像①のカードを首から下げてもらいました。
(スタンプ部分にはAさんの顔写真を使用しています)

 

Aさん画像①.jpg

 

トイレ内には画像②の支援シートを掲示し、
① 排泄
② 拭き取り
③ 水を流す
という各工程が終わるごとにシールを貼っていきます。

すべての工程が完了したら、「次はトランジッションエリアへ移動する」ことを意味するゾウのカードを貼ることで、トイレ後の行動の見通しが持てるようにしました。

 

Aさん画像②.jpg

 

Aさんは支援の仕組みをすぐに理解しました。
導入初日はスタッフがトイレ付近で見守りを行っていましたが、次回の利用時には一人で排泄を済ませ、声かけがなくてもスムーズにトイレから出てくることができるようになりました。

またその後ご自宅でも同じ支援ツールを使用してみたところ、排泄後スムーズに出てこられるようになったとのことです。

自宅での習慣や本人の「好き」を活かし、視覚的構造化を組み合わせることで、安心して行動できるようになった成功事例です。

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