紐が好きで妹の髪が紐のように見えてしまうのか、毛を掴んで度々抜いてしまうことがありました。
髪の毛は抜かないと教えても、伝わらず髪の毛を抜くことが続いていました。
CASE 療育の事例紹介
自閉症・重度知的障害児 S君

年齢: | 小学校1年生 |
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愛護2度 | |
小学校1年生から放課後等デイサービス利用 | |
症状: | 2歳の妹の髪の毛を抜いてしまう |
通所前の様子
あいぽ利用後の変化
まずはじめに、妹との接点を減らし本人のエリアを理解出来るように進めました。
あいぽ利用前は、家の中をどこでも自由に走り回っている状態だった為、妹との接点も多くありました。
施設内に、パーテーションを活用して本人用のスペースを設けました。本人用スペースの中にS君が好きそうな紐をいくつか用意して、自身の場所ということを認識してもらい、具体物のスケジュールを使いながら本人エリアへ誘導を続けました。
本人エリアを設けた当初は、エリアの出口辺りで職員を伺いながら過ごしていましたが、段々とエリアの中へ入って過ごすようになっていきました。
このエリアが理解出来た頃に、家庭内にもリビングの片隅に本人エリアを設けたことで、ほとんどそこの場所で過ごすようになりました。
本人エリアにいることで、妹との接点が減り、妹の髪を抜く習慣もなくなっていきました。
自閉症は想像力の障害になります。自由な空間であるリビングで問題が起きることが多いです。リビングではどう過ごすのか想像力を補助する為の支援も必要になることがあります。
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